荒木とよひさ最後の愛弟子!
江戸小町さんによる連載企画(・∀・)
『江戸小町が語る 昭和の名曲』
第十三回となる今回は・・・
1972年10月10日発売、女性の悲哀を歌った都はるみさんの代表曲『おんなの海峡』
曲への思いや歌い方を解説してもらいます。
『おんなの海峡』
2017年最後の曲は
都はるみさんの「おんなの海峡」です。
この楽曲は、映画【男はつらいよ】でも
ラストに歌われています。
演歌の中でも暗めの、そしてリズムもゆったり
低いところから高いところへのキーチェンジ。
なかなか難しい歌なのですが
わたしは寅さんも好きですし、
都はるみさんも好きなので
大好きな一曲です。
🎶別れることは 死ぬよりも
🎶もっと淋しい ものなのね
ここまでは、つぶやき節ですね。
🎶別れる の【わ】は
文字にすると【わ】ではなく【ふわぁ】って
感じにぼんやり歌いはじめた方が雰囲気でます。
そして
毎回言ってますがゆったりめの歌は本当に
息を吸う所がポイント。
🎶別れることは 死ぬよりも
歌手は、ひと息で歌えてしまうのですが
より安全に確実に歌うなら
🎶別れる◯ことは◯ 死ぬよりも
🎶もっと◯淋しい◯ものなのね
こんな風に息を細かく吸うと良いです!
細かくね。
よくステージが終わったあとにね
皆さんに
どうやったら声がたくさん出ますか?とか
どうしたら上手く歌えますか?って
質問を頂くことがあります。
わたしなんかが偉そうに答えられないんですが(笑)
わたしは、きちんと息を吸って
次の節に繋げる事を心がけていると答えます。
わたし、結構細かく息を吸って歌ってます。
気づかれないようにしていますが(笑)
だから、たくさん声も出せるし
息をはきながら歌っているので音程も崩れにくい。
安定した歌を歌えるってことが
一般的には上手に聞こえるのかなと思います。
もちろん、好き嫌いもあるので
これが絶対というのはないんですが!
話が少し脱線しましたが歌詞に戻ります!
🎶東京をすてた 女がひとり
🎶汽車から船に 乗りかえて
このあたりがキーが高くなるので
地声とファルセットを交互に使えれば
綺麗に仕上げられますね。
無理なら全部、ファルセットをお勧めします!
歌の雰囲気的にね。
だって地声って
力強くなっちゃう。(わたしだけかな?笑)
地声でもキーーーンって感じじゃなくて
上顎で歌うような地声なら良いかもね。
🎶北へ ながれる…夜の海峡
ここは息の入った声で歌えたらいい!
北へ の所ね。
都はるみさん風に歌いたいなら
夜の は、【る】の所、巻舌も使いたいね。
🎶雪が舞う
【雪】の ゆ が、一番キーが低いところ!!!
大切に歌って下さい!
やっぱり失恋系演歌は北へ行きますね。
北へ旅をしたら何か発見できるのかな?
経験値アップのために、
2018年は北へひとり旅を
やってみようかな。
次回掲載は2018年1月22日(予定)