荒木とよひさ最後の愛弟子!
江戸小町さんによる連載企画(・∀・)
『江戸小町が語る 昭和の名曲』
第九回となる今回は・・・八代亜紀さんの代表曲『舟唄』!
曲への思いや歌い方を解説してもらいます。
『舟唄』
なかなか演歌って年代によって聴かない人が
多いけど
知ってる演歌、言ってみて?って
言ったら
「舟唄」は出るんじゃないかな、というくらい
耳馴染みのある歌でしょう。
あまりステージでは歌った事がなかったけど
先日リクエストを頂いて歌わせて頂きました。
演歌の絶対的、世界観溢れるこの楽曲は
演奏も静か。
淡々と歌わなければいけないので
難しい。味で勝負しなきゃいけない。
それにとても情景が思い浮かぶ歌詞
だけど歌詞の中に
主人公がどんな人なのか
今までどんな事があったのか
そういう表現はないから
誰もが主人公に憑依できる歌なのかもしれない。
しみじみ
ほろほろ
ぽつぽつ
こういう歌詞は変に感情は入れないで
歌った方がスマートです。
♫沖の鴎に〜
ここからはちゃんと歌う感じでね。
それ以外は、自分に語りかけるように。
お酒を飲みながら、
夢うつつでぼやいているような?
歌詞も視感的なので情景が想像しやすい!
けれど
リズムがゆったりめで
音の幅も少ない歌はちょびっと難しいです。
音を良く聞きすぎて歌えば
後ろが重ためなカッコ悪い演歌になるし、
早く歌いすぎたら、味のない歌になる。
とりあえず言いたい事は
八代亜紀さんの舟唄だから良い歌なの。
他の誰かが歌っても越えられないの(笑)
『舟唄』は、歌うよりも聴く曲かもね。
収録曲
1. 舟唄
2. 愛の終着駅
3. 舟唄(カラオケ)
4. 愛の終着駅(カラオケ)
2006年4月26日発売
次回掲載は2017年9月22日(予定)