荒木とよひさ最後の愛弟子!
江戸小町さんによる連載企画(・∀・)
『江戸小町が語る 昭和の名曲』
第六回、成世昌平さんの代表曲『鶴の舞橋』、曲への思いや歌い方を解説してもらいます。
『鶴の舞橋』
この楽曲は、私の父の故郷である津軽を
舞台にしたものなので
とても大好きな曲です。
青森県北津軽郡鶴田町
津軽富士見湖の愛称で親しまれる
廻堰大溜池の湖にかかる
「鶴の舞橋」を舞台にした曲です。
毎年、鶴が帰ってくる湖にかかる橋に
恋人の面影を重ね、
「鶴のように帰ってきてほしい」
そんな想いも感じられる少し切ない歌です。
成世昌平さんが民謡匂う美声で
のびのびと丁寧に歌われているので
雰囲気がとても良い曲です。
この曲の主人公は
女性でも男性でも良いと思うのですが
私が歌うときは主人公を女性として、
優しく歌うように心がけています。
また高音でのばす箇所がたくさんあります。
はしゃいで「走った」
幸せでした 「エェ・・・」
お「岩城」山に
音程がフラつくとかっこ悪いので
芯をしっかりと!
1番から3番にかけて
主人公の気持ちも少し変化していきます。
しっかり汲み取って 歌うと良いです。
私のお気に入りは
「リンゴの花のあの白さ 知ってほしかった
誰より あなたには・・・」
岩木川に沿って 真っ白に咲く花は
本当に美しいです。
演歌は、その土地の名所や人物が
題材にされる事は多いですね。
「鶴の舞橋」を口ずさみながら
または聴きながら
日本一の太鼓橋「鶴の舞橋」へ行くのも良いね!
“里シリーズ”に続く新たなテーマは“望郷”!
“里シリーズ”と題し、「虎落の里」「あんたの里」「コキリコの里」と三作続けてリリースを重ねてきた成世昌平。
今作から、“望郷シリーズ”として、故郷をテーマにした楽曲をリリースしていきます。
“望郷シリーズ”1作目となる「遠きふるさと」は、誰の心にもある故郷への思いと、故郷に残してきた愛する
人への想いを歌った1曲。成世昌平らしい素朴さはそのままに、しみじみと歌い上げます。
カップリング曲には、既に成世昌平の代表曲の一曲でもある「鶴の舞橋」を取り上げ、カラオケファンからの
要望高かった「津軽山唄入り」バージョンを、カラオケとともに収録しました。
収録曲
1. 遠きふるさと
2. 鶴の舞橋〜津軽山唄入り〜
3. 遠きふるさと (オリジナル・カラオケ)
4. 鶴の舞橋〜津軽山唄入り〜 (オリジナル・カラオケ)
2013年1月9日発売
次回掲載は2017年6月22日(予定)